Villa Corniche

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キャデラックXT-5


XT-5 rear in Fashion Island

久しぶりに車の話題です。

この夏、南カリフォルニアに滞在した際に借りたのは、キャデラックXT-5という車でした。
全く予備知識がなかったので、最初の印象はやけに小さい車だなというものでしたが、後で調べて見るとボディーサイズは、全長4,825 mm、全幅1,915 mm、全高1,700 mmでしたので、以前保有していたRange Rover Sports(全長
4,855mm、全幅1,985mm、全高1,800mm)と遜色ありません。幅は少し狭い感じですが。
ホイールベースも2,860mmで、これもRR Sportsの2,920mmより少し短い程度です。

それでも、シートに座るとタイト感があり、ラゲッジルームもかなり狭い印象でした。
まあ、今乗っている車がエスカレードとシャーシを共有するV8フルサイズSUVなのですこし感覚が麻痺しているのかも知れませんが。

XT-5 Claremont

エクステリアは相当アグレッシブです。ライトの形状も未来的ですし、リアの造形も個性的です。
インテリアも流石にキャデラックだけあり、モダン且つ上質です。

XT-5 Interior

操作はシフトに少しコツが要ります。バックにシフトをチェンジするとき慣れないと戸惑ってしまいます。
いい意味で驚いたのは、8速ATが極めてスムーズなこと。V6 3.65Lでも非力なことはなく、加速は十分でした。
また、クロスオーバーというカテゴリーを名乗っているだけあり、乗り心地はとても良いです。タイヤサイズが、235/65/18と常識的であるのも好感が持てます。

XT-5 Top view

機能的なグラスルーフも明るい室内の雰囲気を醸し出すのに寄与しています。保有していたRR Sportsもパノラミック・グラスルーフをオプションで装着しましたが、この開放感は体験するとやめられないです。

ところで、XT-5は、今年の10月末に日本に導入されるそうです。キャデラック・ジャパンのサイトもあります。XT-5は、案外サイズ的にも日本に合っているしれませんね。

と言いながら、未だにRange Rover Sportsの端正な姿とカチッとした走りが忘れられません。本当に良く出来た車だと思います。下の写真は軽井沢で撮影した在りし日の愛車です。

RR Sport at Karuizawa
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Zermatt その5 (ロッジから見たマッターホルン)

Matterhorn sunrise

ツェルマットで宿泊したロッジの部屋から毎日朝、晩マッターホルンの姿を眺めていました。
ツェルマットは谷間の村ですので、朝07:00を過ぎても太陽の光が届かず薄暗いのですが、バルコニーからみるマッターホルンは朝日に照らされて見事な姿です。

Matterhorn Top View

山頂付近を400mmのズームレンズで引き寄せて見ます。よく見ると4,003m地点にあるSolvayhütte(ソルベイヒュッテ)が視界に入ります。1915年に同じ場所に最初の山小屋が建設されたそうですので凄いですね。マッターホルンの登頂は、3,260m地点にあるHörnlihütte(ヘルンリヒュッテ)に1泊し、夜明け前に登り始め午前中に山頂に到着するのが一般的だそうです。

Matterhorn Top Zoom In

目を凝らすと、山頂に人がいるのが見えました。ヘルンリヒュッテの出発時間は朝3:50からとのルールがあるそうです。この写真の撮影時間は7:20ですので、第一陣でヘルンリヒュッテから登頂したと仮定すると、3時間半で山頂に到着したことになります。凄いですね。ところで、右の白丸で囲ったところには十字架が見えますが、これはイタリア側の山頂です。

Matterhorn morning

ズームレンズの先の山頂を夢中で見ていたら、周囲が明るくなってきて、いつもの絵葉書のようなマッターホルンの姿になりました。宿泊したロッジは、ツェルマットの中心部から離れた高台にあり、交通の便は決して良くなかったのですが、新築で綺麗で、ベッドルームが2つ、バルコニーがあるリビング、キッチンがあり、ゆっくりと滞在できました。夜は天窓から星も見えました。

Night Matterhorn from Balcony 2

夜も三脚を立てて星空とマッターホルンを狙ってみたのですが、もう少し絞り込んで露出時間を取らないと雰囲気ができませんね。昔はよくフィルムカメラでバルブ撮影をしていたのですが、使用開始後間もないD750には慣れが必要だと思います。ちなみにこの写真は、ISO2000, F4.5, 露出時間30秒でした。

今回の5泊のツェルマット滞在中は、本当に天気に恵まれ毎日マッターホルンを見ることができました。最後の出発の日は雨でしたが。

これでツェルマット再訪の記事は終わりにします。
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Zermatt その4 - Gornergrat-Riffelsee-Riffelbergハイキング

Gornergrat Hiking

朝は見事な快晴だったのですが、ゴルナーグラートからリッフェルゼー(Riffelsee)を目指してハイキングしていると、マッターホルンの頂に雲が掛かってきました。

凛と澄み切った大気の中を家族で気持ちよく歩きます。9月に入って休暇シーズンが終わっているからでしょうか。殆ど人には出会いません。

Monte Rosa and Liskamm

背後に微かな羽音を感じて振り返ってカメラを向けると、モンテローザの方角からヘリコプターが飛んできました。観光用か輸送用か判明しませんでしたが、上空から見る光景も素晴らしいでしょうね。

Breithorn.jpg

天気が良いので、道に迷うことはないのですが、判り易い標識が整備されています。標識の背景に見えるのはブライトホルンです。

Riffelsee.jpg

リッフェルゼーには、さすがに観光客が多く訪れていました。と言っても数十人程度でしょうか。風は殆どないので、少しさざ波がありますが湖面に逆さマッターホルンが映ります。但し、残念なことに山頂の雲が多く湖に藻が発生しているので、撮影環境はあまり良くありません。少し歩いたところにあるウンター・リッフェルゼー(Unter Riffelsee)にも行ってみることにしました。

Unter Riffelsee

ウンター・リッフェルゼーは、風も落ちていましたので鏡にような湖面に綺麗にマッターホルンが映り込みます。残念なことに山頂の雲が多くなってきましたので、満足度は高くありませんが、全く見えないことに比べたら幸運と思うことにしました。美しい光景です。リピーターが多いの理由がわかります。何度来ても飽きることはないでしょう。

Riffelberg 2,582m

2,582m地点のリッフェルベルグ(Riffelberg)に着きました。3,100mのゴルナーグラートから、ゆっくり歩いて1時間半程度、僅か500mの高低差のハイキングですが十分楽しめました。丁度昼時になりましたので、リッフェルベルグBuffet & Barの外のテラス席で雲と遊ぶマッターホルンを眺めながらランチにしました。
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Zermatt その3 - Gornergrat(ゴルナーグラート)

Gornergrat Bahn

ゴルナーグラートは多分、最も手軽に行ける3,000m級の展望台です。

Gornergrat Bahnは標高差1,484mを僅か30分余りで登ってしまいます。この登山鉄道が開通したのは、1898年で何と当時から電化されていたそうです。1898年というと米西戦争の年です。1865年のマッターホーン初登頂から30余年でツェルマットはヨーロッパで有数の観光地になったのですね。

Gornargrat Hotel

3,100mの地点にあるKulmhotel Gornergratは、登山電車開通の2年前の1896年に開業したそうです。この写真は、ホテルの裏から撮影したものですが、マッターホーンとダン・ブランシュ(Dent Blanche 4,357m)が写っています。ところで、1896年に開業した際は、Hotel Belvédèreという名前で今の建物とは異なります。下の写真は古い絵葉書から引用したものです。

Gornergrat Original Hotel

ところで、今の姿のKulmhotelは、1897年から10年間掛けて建設され1907年に完成したそうです。これも1922年の絵葉書からの引用ですが、110年前に3,100mの地点に見事な石造りのホテルを建設するのは凄いことですね。

Kulmhotel Gornergrat 1922

因みに、天体望遠鏡のドームは1960年代に設置されたものですが、1996年のホテルの改装と同時に設備が刷新されているそうです。今は手元にありませんが、1992年に訪れた時の写真と現在の姿を比較してみたいです。

さて展望台からは見事な眺望が広がっています。リスカム(Liskamm 4,527m)、ブライトホルン(Breithorn 4,164 m)が雄大な姿を見せています。

Gornergrat 3136m

日が廻ってモンテローザ(Monte Rosa 4,634m)の方向が逆光になっていますが、ゴルナー氷河の荒々しい表情が印象的でした。この写真は解像度を下げているので判りづらいですが、モダンなMonte Rosa Hutteも見えます。

Monte Rosa - Liskamm

ゴルナーグラートでの眺望を満喫した後はハイキングです。
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Zermatt その2 - Schwarzee(シュヴァルゼー)雪のマリア礼拝堂

Schwarzee.jpg

Schwarzee (シュヴァルゼー)は、マッターホルンの登頂口です。ここから3,260m地点にあるヘルンリ ヒュッテまで2時間程のハイキング・コースがあるそうです。下の写真は、300mmの望遠レンズで2015年に改築されたヘルンリヒュッテを撮影したものですが、結構厳しそうな道でハイキングコースと言えるか微妙ですね。

Hörnlihütte

25年以上前に何回かツェルマットは訪れているのですが、いつもスキー板を担いでKlein Matterhornに直行していましたので、Schwarzeeのロープウェイの駅で途中下車をしたことがありませんでした。今回ツェルマットに旅行するにあたり、昔からの愛読書である新田次郎著の紀行文アルプスの谷アルプスの山を読み直したのですが、シュヴァルゼーのマリアの堂(原文通り)を訪れたくなりました。

maria zum schnee 2

冒頭の写真の右下の黒い湖のほとりにある小さな石屋根のKapelle Maria zum Schnee(雪のマリア礼拝堂)が、このマリアの堂のことです。今回、漸く念願が叶い訪れることができました。新田次郎の文書をそのまま引用すると「19歳の青年が山で死んだのを悲しんだその両親が建てたものである。壁に絵が描いてあった。登山服を着て、肩にザイルの束をかけた青年がひざまずいて、天使から花束を受け取ろうとしている絵であった」とありますが、新田次郎が訪れた1961年からこの礼拝堂は何回か改修がされているのでしょう。昔の礼拝堂の内部の写真を見ると祭壇のマリア像の上の壁に絵が描かれていますが、今は絵は壁には描かれておらず、同じモチーフの絵が礼拝堂の側面に掛かっていました。ところで、スイス観光局の案内では、18世紀にテオドール峠を超えて来た2名の地元の人が濃霧の中で遭難をしかけたところ救助され、九死に一生を得たことを記念にこの礼拝堂は寄進したと説明されています。

maria zum schnee 1916

上の写真は僕の写真と似たような構図で、100年前の1916年に撮影されたそうですが、標高1,620mツェルマットから2,552mの地点にあるシュヴァルゼーに登るのは、高速ロープウェイの12分乗るだけで到着する現代とは異なります。ちなみに新田次郎が訪れた1961年には、シュヴァルゼーがロープウェイの終着駅だったそうです。ところで雪のマリア礼拝堂からはマッターホルンは見えません。

マッターホルンに初登頂したエドワード・ウインパーは、1865年7月12日にこの礼拝堂に登山の荷物を置き、同日ツェルマットに宿泊し(かの有名なホテル・モンテローザですね)、そして翌日1865年の7月13日にシュヴァルゼー経由でヘルンリ尾根に向かったのでした。史実を紐解くと、この小さな礼拝堂にますます興味が湧いて来ます。

maria zum schnee

次もツェルマットの記事です。
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