
休日の午後は、インターネットラジオからCDに切り替えて、専ら音楽鑑賞をしています。久しぶりに取り出したビル・エヴァンスのライブを聴いていて、何気なくCDの裏面を眺めていたら、Recorded July 7&9, 1964 Live at The Trident club, Sausalito, Californiaとクレジットされていました。
かれこれ20年も聴き続けているCDで、アメリカ西海岸で収録されたライブとは認識していましたが、サウサリートで録音されていたのですね。
姉妹ブログで触れたように、今年夏にサンフランシスコ湾クルーズをした時に、美しいサウサリートの街を海から見たのですが(冒頭の写真はその時に撮影したものです)、ビル・エヴァンスがリラックスして演奏している様子が思い浮かびます。
The Tridentは、1898年のサウサリートのヨットクラブとして建造された建物を使っています。1960年代以前もジャズ・クラブとして使われていた歴史がそうです。WEBを見ると、サンフランシスコ湾を見渡す突堤にあり、本当にいい雰囲気ですね。

僕はコアなジャズファンではないのですが、ビル・エヴァンスは良く聞きます。数年前に発売されたそれまで未発表音源の1968年にニューヨークのTop of the Gateで収録されたライブも気に入っています。ベースもドラムも異なるメンバーですが。
少し照明を落とし、ほのかに灯った愛機のアナログ・メーターの針の動きを見ていると、なんとも幸せな気分になってきます。
トリオ’65にCDを替えます。このリラックスした感じの演奏メンバーはChuck Israels(b)とLarry Bunker(d)で、サウサリートのトライデントのライブと同じ布陣です。
いつかサンフランシスコを再訪する機会があれば、サウサリートを訪れてみたいですね。