
バーレーン国際空港で見た珍しい飛行機の話題を続けます。
先日、ほんの15分程この空港のラウンジで過ごしたのですが、目の前を米軍のマークを付けた小さな機体が通り過ぎました。
機体には、
United States Marinesと書いてあります。セスナ・サイテーション(
Cessna Citation)) UC-35D、アメリカ海兵隊仕様です。
このUC-35DはCitation EncoremがベースでUSMC(United States Marine Corps、アメリカ海兵隊)のOSA(Operational Support Airlift)所属です。識別番号6717の下にANDREWSと描かれていますので、メリーランド州の
Joint Base Andrews をベースとするUC-35D x 3機の内の1機なのでしょう。

離陸するところも見れたのですが、大型機と違い離陸のスピードが速い感じがしました。機体も小さいのでコンパクトカメラの望遠レンズで追いかけるのは厳しく写真がブレてしまいました。
UC-35Dは、ASE(Aircraft Survivability Equipment )が装備されたVIP移動用の飛行機ですので、誰かアメリカ海兵隊の幹部が乗っているのでしょうか。なにか昨今の中東の緊張した雰囲気が伝わってきます。

この写真も少し前にバーレーン国際空港で撮影したものです。何の変哲もないブリティッシュ・エアロスペース(BAe)社製のホーカー・シドレー HS125ですが、機体番号ZD620を後で調べると、なんと
英国空軍の所属でした。
この英国空軍仕様のHS125 CC3はロンドン近郊のNorthhult空軍基地をベースにしている第32王立航空隊(No.32 Royal Squadron)所属の英国空軍の幹部の移動機です。

上の写真は、別の日に撮影したBAe146ですが、これも第32王立航空隊所属のBAe 146CC2でした。
英国空軍(RAF)の公式WEBをみると、BAe 125CC3と146CC2は定期的に中東、アフガニスタン等で運用しているとのことです。なんとなく平和に見える機体とカラーリングから想像ができないですね。
僕は戦闘機にはあまり関心がないのですが、こういう地味ながら要人移動の重要な任務を持つ飛行機にはとても興味を覚えます。
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