
モルディブの話になったので、リゾートへの移動手段であるコミューター機について。
首都マーレから、リゾートに移動するのに活躍しているのは、De Havilland Canada製のDHC-6 Twin Otterです。「双子のカワウソ」とは可愛い愛称です。無論、単発のDHC-3を双発にしたのが、DHC-6なのでこの名前なのでしょうが。

DHC-6は、1966年から1988年に掛けて製造されましたが、今でも500機以上が現役だそうです。
冒頭の写真は、2013年4月にモルディブを訪れた時に搭乗した
Trans Maldivian AirwaysのDHC-300です。識別番号8Q-TACを持つこの飛行機は、1978年に製造されています。
飛行機の登録を見ると、この飛行機は最初タンザニア航空にDeliveryされ、1993年にケニア航空に売却、1999年にタンザニア、2007年に南アフリカのコミューター機として使われ、2008年〜2010年にはなんと、国連人道支援航空サービス(
UNHAS)に使われ、2010年10月にモルディブにやってきたのでした。すごい経歴をもったベテラン飛行機ですね。

機内は綺麗に整備されています。外装は近くに寄ると新しい塗装とはいえ、旧さが隠せませんが雰囲気はあります。この飛行機にはターボプロップ・エンジンが搭載されてるのですが、プロペラが付いている飛行機はなんか親近感が涌きます。特にモルディブのTwin Otterは、フロートが付いている水上飛行機ですので最高です。
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ところで、以前モルディブに来たときは、マーレの水上空港の機体上部がオレンジ色にペイントされたMardivian Air Taxiが大量に駐機していたのですが、どこに行ってしまったのでしょう?
DHC-6は次の記事に続けます。
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